半地下の夫婦が、ここにもいました。

横殴りの風が吹く中、今注目株の韓国映画「パラサイト・半地下の家族」を観に行って来ました。

どんなもんかと半信半疑ながらも、妻を誘って大仙市和合のシネマに入った。ネタばらしはしませんが、いいモノを見た!と、心からそう思った。韓流スターも何も予備知識のまるでないものだから余計に面白かった。見てもいない米国大統領が「なんでアカデミー賞の海外作品賞をやるのか?」と言ったそうだが、韓国の格差社会への風刺を監督の視点で、深刻な問題なのにむしろ笑いに変えるウィット感があり、セレブな富豪の暮らしに家族がじわじわ寄生(パラサイト)していくストーリー展開が面白かったー。


この映画は、一押しです。

最悪な関係と言われる国家間や偏見、先入観は一切不要です。登場している女優も男優もウツクシく、魅力的でした。


「あー、面白かった」とトイレで余韻に浸りながら用を足していて、後から来たお隣さんをふっと見るなり「あーッッ!」と言うなり隣からも「オーッッ!」の声が。何とそいつは同級生だった。


彼も同じく二人で観に来ていたらしい。彼ら曰く「確かに良かったけど、この間みたJORKERの方が良かったナ」だって。しからば今度見てみようと思いつつ、たった今の感動を否定されたみたいで少し残念だった。今日みた映画の善し悪しに上も下も無いではないか。だってタイトルは「半地下」なんだから。(こま)